長雨の9月、コンバインが埋まりました……そして三姉妹に【農場だより10月号】

こんにちは、おおた農場の太田翔です。
10月になりました! が、稲刈りが終わりません……。

先月末は新米の発送スケジュールが変わり、多くのお客様をお待たせしてしまいました。申し訳ありません。

全国ニュースでも長雨の影響が報道されていますが、おおた農場もとんでもなく影響を受けています。
今月号では、実際に現場で何が起きていたのか、農場の“やられっぷり”をまとめてみます。

雨ばっかりの9月

まずは9月上旬の新潟県の天気予報をご覧ください。
ほぼ、雨です。

9月上旬の新潟県の天気予報

厄介なのは、雨の量もシトシトというレベルではなく、しっっかりと降っていたことです。

稲刈りは晴れの日でないとできませんが、雨が上がった直後もできません。
コンバインの中で籾を稲わらから外す(脱穀する)部分が、濡れた稲わらとほこりで目詰まりしてしまうからです。

詰まるとどうなるか……。
刈り取った籾がコンバインのタンクに貯まらず、稲わらと一緒にお尻から吐き出されてしまいます。

つまり「雨のち曇り」の日も、ほとんど稲刈りができません。

コンバイン、埋まる

さらに厄介だったのが、この雨で田んぼが「田植え直後?」と思うほどぬかるんでしまったことです。

雨でぬかるんだ圃場

おおた農場の圃場は、もともと柔らかいところが多く、機械を支える硬い地盤(硬盤層)がほとんど無いような圃場もあります。
そのうえ間の悪いことに、今年の夏は渇水を警戒して「中干し*」を控えめにしていました。
一度ガッチリ乾かした田んぼはなかなか水が貯まらず、8月に水不足になると稲が枯れてしまうリスクが高まるためです。

*中干し:夏の途中で田んぼの水を抜き、土を乾かす作業。伸びすぎる茎を抑え、根を深く張らせるほか、土を締めて秋にコンバインが入りやすくする役目もあります。(7月号でもご紹介しました)

その結果どうなったか。

ぬかるみに埋まったコンバイン

埋まりました……。
キャタピラで走る大型のコンバインが埋まるのは、私にとって初めての経験です。
幸い、大型トラクターで引っ張ってすぐに脱出できました。

おまけにもうひとつ。
籾を運ぶ軽トラが、農道から圃場に落ちるトラブルも起きました……。

農道から圃場に落ちた軽トラ

トラブルは続くものですね。

厄介な倒伏圃場

先月号でもお伝えしたとおり、今年は豊作基調でした。
稲穂がたくさん実って、稲がおじぎをするように垂れていて、私としてはウキウキでした。

が、これが仇となりました。

9月上旬の雨続きで、稲が根本からバッキリと折れるように、地面へべったりと倒れてしまったのです。

稲刈りの様子

雨でぐちゃぐちゃの圃場 × 倒伏した稲。これは相性が最悪で、稲が根っこごと抜けたり、コンバインが詰まったり。
ひどい圃場では、10メートル進むごとに止まって詰まりを取り除いた圃場もありました……。

また、ぬかるんだ圃場ではコンバインの刃が泥をかぶります。
泥をかぶった刃はヤスリにかけられたように削られ、ボロボロに……。
おそらく今シーズンだけで、刃は相当傷んだはずです。

ラストスパート

心身ともにかなり追い詰められた9月でしたが、執筆時点(9月30日)でようやく終わりが見えてきました。
10月上旬で、なんとしても終わらせたい!
というより、そこを逃すと秋雨前線がやってきそうな予感がしています。
最後、気合を入れて乗り越えます。

家族のこと

しんどい話が続きましたので、少しハッピーな話を。
先日、我が家に第3子が生まれました。
女の子で、「栞璃(しおり)」と名付けました。

生まれたばかりの栞璃

妻も本当にお疲れさまでした。

出産を終えた妻

これで我が家は三姉妹。男性は私だけです。
肩身が狭くならないように、良いパパでありたいと思います。

それでは、また来月号で。

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