米農家の8月、稲刈りまであと1ヶ月の正念場!【農場だより8月号】

こんにちは、おおた農場の太田翔です。

8月!暑いです(毎年言っている気がしますし、たぶん先月号でも言っています)。とはいえ新潟は35度に届くか届かないかで推移していて、全国の酷暑やここ2、3年と比べればマシな方かもしれません。毎年の水不足も、ギリギリのところでなんとかもっています。ただ、ギリギリはギリギリなので、そろそろ雨が欲しいところです。

稲刈りまであと1ヶ月、正念場です

稲にとって、穂が出る前後は一番水を欲しがる時期。ここで水不足や異常高温に見舞われると、白いお米が増えて1等米にならなかったり、味が落ちてしまったりします。

現状、弊社の田んぼはかなり豊作基調です。分けつも多く、稲の株もしっかりしています。残るは品質のみ。稲刈りまであと1ヶ月、どきどきしながら見守っています。

過去にないほど、仕事が落ち着いています

最近の農場のようすですが、例年のこの時期にしては珍しく落ち着いています。いつもなら畔の草刈りや除草剤、田んぼの追肥、圃場内の草取りに追われる時期ですが、今年はどの圃場も追肥がいらないほど元気に育っています。

理由は、昨年の稲刈り後に散布した「石灰窒素」という資材です。

石灰窒素は、名前のとおり「石灰(アルカリ性の土壌改良材)」と「窒素(肥料の主成分)」がセットになった資材です。田んぼの土は稲を育て続けるうちに少しずつ酸性に傾いていきますが、石灰窒素を入れるとそれを中和しつつ、ゆっくりと長く効く栄養も同時に補えます。

さらに、この資材は土の中で分解される過程で、雑草の種や害虫を弱らせる効果もあります。実際、昨年に比べて雑草が明らかに少なくなりました。除草剤とは違うやり方で、田んぼ全体を元気な状態にリセットしてくれています。

導入のきっかけは、土壌診断で酸性寄りの圃場が多いとわかったこと。そして、トラクターが埋まってしまう圃場を工事した際、アルカリ系の資材で地面を固めた箇所がたまたま昨年豊作だったこと。この2つの発見から、昨年秋に土壌改良として石灰窒素を導入しました。結果、稲は過去見たことがないほど元気いっぱいです。

また、この春お伝えした「播種スケジュールを見直して老化苗を防ぐ」取り組みの成果で、新之助やコシヒカリなど後半に田植えする品種の分けつも非常に良好です。農業は科学だなと感じます。

ただし、農業は体力勝負でもあります

とはいえ、圃場内で大きくなってしまった雑草はもう手で取るしかありません。よく生えてくる「ヒエ」という雑草が最悪でして、イネ科なのでお米が育つ環境が大好物。一度生えると、翌年はもっと増えて生えてきます。

土壌のコンディションは科学で整えられても、最後は人の手と汗がものを言う。そのギャップこそが農業の面白いところだったりします。

長女が7歳になりました

先日、長女の百々嘉が7歳になりました。あっという間だなあ、というのが正直な感想です。

最近はもっぱらポケモンブーム。私は1992年生まれで、まさに第1世代のアニメをリアルタイムで見ていた世代なので、娘と共通の話題ができて嬉しいところです。……とはいえ、今のポケモンは種類が増えすぎていて、名前が全然わかりません。いつの間にリザードンがさらに進化しているんでしょうか。

さて、今月はここまで。稲刈りに向けて、ここからが正念場です。来月は結果をご報告できればと思います。それでは、また来月お会いしましょう。

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